こんにちは!
今日は、着生※シダ植物のビカクシダ(コウモリラン)について紹介をしたいと思います。
※「着生」とは、書いて字のごとく、他のものにくっついて育つということです。野生のビカクシダは木や岩などに着生しているそうです。「寄生」は養分も取っちゃいますが、「着生」はくっつくだけで栄養は自分で確保します。
ビカクシダを漢字で書くと、麋角羊歯となります。麋は「大きな鹿」という意味の漢字ですので、大きな鹿の角のような羊歯(シダ)植物だぞ、ということですね。
また、以下の2つのタイプの葉っぱを持っているという特徴があります:
- 胞子葉 ‥胞子を作ることができる葉っぱ。胞子を飛ばすためによく伸びる!
- 貯水葉(外套葉)‥根っこを守ったり、水分を保持したりする働きを持つ葉っぱ。
ビカクシダは2022年2月上旬に我が家に来たばかりで、かつ、まだ「こうお世話すればOKだ」というものが確立できておらず自信がないため、日々こまめに様子を観察しながら、探り探りで育てています。
お店では種類が書いていなかったのですが、一番一般的な「プラティセリウム・ビフルカツム」だと思われます。
ここ数日で何となく葉っぱが伸びたような気がしたため、数日前にとった写真と見比べてみました。
見比べてみると、思った以上に大きくなってくれています!
特に、左下のフックのようになっている葉っぱと、上部の先がわれた葉っぱの成長が顕著です。
(※できるだけ正確な比較写真を撮るために、別写真を透過させた状態で写真撮影ができるフリーアプリを使ってみました!植物記録を付けている方にはこの機能とてもおすすめです。)
また、貯水葉の裏側までじっくり観察してみたら、新芽がこっそり隠れていました。
心配していたビフルカツムにも成長がみられ、少し安心しました。
ビカクシダは、構造がそもそも独特ですし、一つの株でもそれぞれの葉っぱの形や素材感が全然違うなど個性を持っていて、不思議な魅力がありますね。
まだビカクシダ初心者なのに、すでに集めたい気持ちがわいてきてしまっています…!
ご覧いただきありがとうございました!